大腸がんとオメガ3について。
大腸がんとオメガ3
http://goo.gl/IB4ZO7
魚由来のω-3脂肪酸およびトータルのω-3不飽和脂肪酸摂取量が多いグループの結腸癌リスクは低い。ω-6脂肪酸およびω-3/ω-6比は大腸癌のリスクと関連がみられない[44]。魚を食べても大腸癌のリスクが低下しないとの研究がある[45]。
大腸がんとオメガ3に関して調べてみてわかったことは、それほど強い相関関係にはなさそうだということです。
http://goo.gl/rXEsxy
以上のデータから、化学療法施行中の大腸がん患者に対して、魚油サプリメント(EPA、DHA含有サプリメント)の投与は、炎症反応の抑制、体重減少の抑制効果が示唆されます。
もちろん上記のような実験結果からわかるように、オメガ3は炎症を抑える働きがあるので、関係が薄いということもありません。
でも、大腸がんに関して言うならば、どうも食物繊維などの方が直接的な関係がある気がします。
http://goo.gl/2e4g4d
リンパ節に転移しているステージVの大腸がん患者1,009人について5年4ヶ月追跡調査した結果、主に加工食品やファストフードなどを食べていた人は、健康的な食事(果物、野菜、全粒の穀類、魚、鶏肉など)をしていた人に比べ、再発率が3.25倍高いことが明らかになりました(米国医師会雑誌 Vol297, No.7 2007年8月15日掲載の論文より)。
大腸がんのリスクを減らす食事は、全ての病気のリスクを減らす食事法にもなります。その方法はとても簡単で、添加物の入った加工食品を避け、果物と野菜をたくさん食べることです。
野菜などをたくさん摂取して便通を良くし、腸管に老廃物が長時間接着しないようにすることが最も重要だと感じました。
http://epi.ncc.go.jp/jphc/8/72.html
「それでも魚を食べましょう」
もちろん、一番上に紹介した実験(大腸がんとオメガ3はそんなに関係がないという結論を出した)を行ったグループも「それでも魚を食べましょう」と言っていますから、魚(オメガ3)は日本人の健康維持には重要です。
まとめ
添加物を避け(防腐剤は腸の動きを10数時間ストップするという話もあります:金 鋒「乳酸菌革命」より)、果物と野菜と魚をたくさん食べることが大腸がんへの対策として重要かと思います。